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変化の「受けの妙手」 [詰将棋]

「詰将棋駒の舞」本館の8月の定期更新を行った。
「単騎の舞」32番は、改良図を「32改」として加えた。

狙いや好手・妙手は、作意に入れるのが普通だが、変化が攻めの好手で詰んだり、紛れが受けの好手で逃れたりする事も構成としては有るかとも思う。
それでは、変化に受けの妙手があるが、それでも詰むと言う場合はどうだろうか。
「受けの妙手」に気づかない場合でも正解の作意に辿り着くのだが・・。
「受けの妙手」に気づくかどうかは不明だし、そもそも詰むのだから「受けの妙手」と思うかどうかも定かでない。

服部彰夫作「砂丘」81番は、私にとっては「受けの妙手」がある作品だ。
790.jpg
だがそれが一般的な感想かは不明だ、そして解説を書いた時にその変化に重点を置いた、それは良いのだが作意の解説とのバランスを後で反省した面がある。
その変化が下図だ、35銀が取られるだけの捨合で感心したのだ。
791.jpg
初形から12金・同玉・11飛・同玉(い)の作意で、
(い)23玉・24歩・同玉・46馬・35銀合となり変化図だ。
詰棋校の解説では、「35歩・25歩・34玉・14飛成・24合・45金以下」だ。
変化図以下は、「35銀合・同馬・15玉・26金・同香・14飛成・同玉・25銀・23玉・34馬・13玉・14歩以下詰む。
35銀合なしで15玉は33角成・16玉・14飛成・27玉・37馬で詰む。」

変化中の「受けの妙手」は見逃されると感じる。

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第754番5手詰-55
788.jpg
第755番5手詰-56
789.jpg
作意は、 2017/08/27 へ
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2017/07/10 の作意
13歩・同桂・同金・同玉・14金・12玉・13金・同玉・25桂・12玉・24桂・同馬・13歩・同馬・同桂成・同玉・22角・同金・25桂・12玉・13歩・同金・同桂成・同玉・14金・12玉・23金・同玉・33歩成・13玉・14歩・12玉・22と まで33手詰
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