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「作」と「出題」 [詰将棋]

「作」と「出題」は異なるという事で、例えば詰パラ誌で「作」をつけようという事もありましたが、現在は名前のみの表記です。
途中に「氏」を省く、「作」を省く過程があった事を知らない時代の人もいると思います。
「出題」とは文字通りで誰が作ったのかは不明です。
現在のデフォルトは本人と思いますが、昔は微妙でした。
盗作は論外としても、代作と名義貸しがあったのは歴史事実として疑いはありません。
実際に「出題」だけの表記で、見る方が「作」と思ってしまうのは「出題」側からは読者の勝手という論理であり、それを否定する事も通常はできません。

問題は、データベース等の収集と、個別作品の再掲載です。
「作」と「出題」の区別がつかない作品の扱いは難しいです、適当にするといつしか「出題」が「作」に変わってしまい兼ねないです。
勘違いする方が悪いと一方的に言いきれません。
江戸時代だけでなく、昭和でも「出題」の本が出題者名義で出されている例はあります。
代作と名義貸しは両者の契約ならば否定はし難いです。
同様に出題者名義の出版もなかなか否定しきれません。
それでは、そこからの再掲載とデータベース化はというと、作業者・再掲載側の意識と見る側に情報が如何に伝わるかという大きな問題を抱えているでしょう。

全詰連では、「作」の引用の時の記述方法を明らかにしています。
「出題」の時またはその可能性がある時については、不明だと私は認識しています。

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第507番続小駒の舞
525.jpg
作意は、 2013/10/05 へ
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2013/08/18 の作意
1六歩・同と・2四銀・2六玉・1五銀打・同歩・3五銀・2五玉・1四銀・同玉・2四と まで11手詰
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