詰将棋順位戦作品の行方

「詰パラ誌」の詰将棋順位戦が、悪形＋難解作で落ち着いた様に思います。

作図は勿論、最近は解図も手が出にくい状態です。

結果が出るので、傾向はどうしても生じます。

推測では、手数の短い半完成作を逆算で難解な序をつける手法が多いと思います。

難解というのは、飛び道具を使いバラバラで手が広い局面に逆算する事で可能にしていると思います。

手を広くするには、飛び道具と広い空間が必要で、合駒絡みと大きな駒配置になるのでしょう。

育ち易い素材を持っていて、手が広い局面に変える逆算技術が必要です。



個人的には、逆算技術も難解作作図のモチベーションも持っていないので縁がないです。

正算・順算で作図すると収束をまとめるのさえが、難しいです。

毎年「詰将棋順位戦」向きの作品を安定に作図する人には、偶然に頼らない技術的な裏付けがある筈と思います。



第４２５番：素描の舞



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2012/05/31　の作意（スクロール）



１三銀・同玉・２五桂・２二玉・１三銀・同香・１二金・同玉・１三桂成・同玉・２五桂・２二玉・１三銀・１一玉・１二歩・２一玉・２二歩・同金・同銀成・同玉・３三金・１二玉・１三香・２一玉・２二香　まで　２５手