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「詰将棋ファン 第4号」について [詰将棋]

「詰将棋ファン 第4号」が2024/02に発行された。
「詰将棋ファン 第3号」が2022/02だから2年ぶりだ、第4号では「目標は年1回だ」とある。
目次を見ると、記事の数が増えている、それは1本の長さが短くなったことでもある。
さらに連載と思われる記事が登場して、そのなかで詰将棋作品の募集も行われている。
それも加味して、発行頻度の増加が期待される。
評論・エッセイ・研究の記事が主流の本なのが特徴だ。
その中では、原亜津夫「私のトップテン」、柳原裕司「伝説の詰将棋作家 昼間勉の10局」は、詰将棋図の密度が安定しており、さらに記事も集まりやすいと思えるので、連載化を期待したい。
結果発表が無いか少ないので、記事が安定して集まらないと予想されるので、連載をいくつか作ると、記事の量はいくらかは安定すると期待される。


北原義治作「近代将棋:1980.12月」:あぶり出し曲詰「鶴の巣ごもり(3X3密集形):88玉」連作7
作意
89香・98玉・87銀・89玉・56馬・78歩合・98銀打・88玉・78飛・同飛不成・同馬・同桂成・89歩・同成桂・78飛 まで15手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第72番「あぶり出し曲詰・X」
作意
51桂成・同玉・52歩・同玉・63銀・53玉・44金・同金・54歩・同金・同銀成・同玉・44金・55玉・57飛・同馬・37角・同と・46銀・同馬・66竜 まで21手
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詰上り図
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第1231番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(7段目)」だ。
第1235番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(8段目)」だ。
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第1235番「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(8段目)」
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2024/04/22 の作意

第1231番:「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(7段目)」
作意
35金・同玉・46銀・同玉・56金・同成桂・55銀打・同成桂・同銀・同玉・47桂・66玉・57金・76玉・65銀・同玉・77桂・76玉・85角成・77玉・67馬 まで21手
詰上り図
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「漢字と共に使う記号・々」について [詰将棋]


「々」は「繰り返し符号」「送り字」「重ね字」と呼ばれ、「踊り字」とも言われる。
漢字と一緒に使用されるので、一緒に扱われる事もあるが、音も意味も持たない記号であり漢字では無い。

ただし日常でも「漢字を繰り返す」時に使用するので馴染みがある。
さらに、ひらかなや片仮名に使用する同様の記号もある。

「々」は実際の使用では小さな文字(記号)に見えるが、曲詰としてデザインすると通常サイズになってしまう。


北原義治作「近代将棋:1980.12月」:あぶり出し曲詰「鶴の巣ごもり(3X3密集形):77玉」連作6
作意
87銀・77玉・78歩・同銀不成・76飛・同歩・78銀・同玉・87銀・77玉・79竜・同と・78歩・同と・86銀・同桂・87金 まで17手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第71番「あぶり出し曲詰・W」
作意
92飛成・同玉・82銀成・同玉・93銀・72玉・73桂成・同玉・74歩・同玉・84銀成・65玉・64飛成・同玉・75銀・55玉・45金・同玉・35金・55玉・45金・同玉・35馬・55玉・66馬 まで25手
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詰上り図
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第1230番は、「詰図の舞」「漢字と使う記号・々」だ。
第1234番は、「詰図の舞」「漢字・古(ふるい・こ)」だ、漢字も詰上り文字を書くことにする。
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第1234番「詰図の舞」「漢字・古(ふるい・こ)」
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2024/04/16 の作意

第1230番:「詰図の舞」「漢字と使う記号・々」
作意
54馬・同香・34銀不成・同桂・35金・55玉・57竜・同と・44銀・65玉・74銀・64玉・66香・同馬・63金 まで15手
詰上り図
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「ギリシャ小文字」について [詰将棋]

2024/05/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2024/04月-1」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ小文字・α(アルファ)」だ。
「2024/04月-2」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し・漢字・弓(ゆみ)」だ。
「詰図の舞」「寄木の舞」の追加登録も行った。

「2024/05月-1」は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ小文字・β(ベータ)」だ。
「2024/05月-2」は、「詰図の舞」「あぶり出し・漢字」だ。

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「ギリシャ小文字」を作図する、大文字と同様にアルファベットとはデザインが異なる文字だけが対象だ。
「ギリシャ小文字」には「ギリシャ大文字」よりも馴染みが多い字が多い、特に最初の「α」からのいくつかは日常でもしばしば出会う。
それでもやはり、出題時にも、どの文字になるかを記述する。
「小文字」と言っても、あぶり出し曲詰のデザインが小さくなる訳ではなく、結果的
小文字」にほうが大きなデザインになるケースも普通にある。


「漢字・弓(ゆみ)」はシンプルにデザインが可能ならば、パーツとして、部首「弓へん」として使いたいのだが、無理のようだ。

1229番・「寄木の舞」「図形・準密集」に続いて、1233番は少し違うところがあるデザインの「文字・λ(らむだ)」だ、逆算で初形を探している作図方法が判る。


北原義治作「近代将棋:1980.12月」:あぶり出し曲詰「鶴の巣ごもり(3X3密集形):66玉」連作5
作意
46銀打・同金・同銀・66玉・75馬・同歩・78桂・同竜・77金・同竜・48馬・同飛成・56金・同桂・57金・同竜・55銀 まで17手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第70番「あぶり出し曲詰・V」
作意
78金引・97玉・87と・98玉・88と・99玉・98と・同玉・87角・89玉・79金・同玉・78金寄・69玉・68金打・同竜・同金・同玉・78飛・67玉・66と・同香・56歩・同玉・65角・同玉・75飛・56玉・57飛・46玉・35馬 まで31手
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詰上り図
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第1229番は、「寄木の舞」「図形・準密集」>「記号・÷」だ。
第1233番は、「寄木の舞」「文字・λ(らむだ)」>「文字」だ。
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第1233番「寄木の舞」「文字・λ(らむだ)」>「文字」
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2024/04/10 の作意

第1229番:「寄木の舞」「図形・準密集」>「記号・÷」
作意
56歩・同玉・57馬右・55玉・65と(非限定)・同金・同馬・同玉・75金・54玉・44金・同玉・35銀・54玉・55歩・同玉・53飛成・同と・65金打 まで19手
詰上り図
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「小文字アルファベット」シリーズ終盤 [詰将棋]

あぶり出し曲詰「小文字アルファベット」シリーズも終わりが見えて来た。
「小文字は大文字よりも小さい」と言う常識・前提は、曲詰(=盤駒で表す)では成立しない。
小文字の作例が少ない理由は、
1:大文字と比較して、差が大きいデザインが少ない。
2:日本人にはやや馴染みが少ない>使う時は筆記体。(英語原書を読む人は別だが)
3:筆記体は、デザインに崩れ字等が色々ありそうで、何の文字か読めないことが多い。
事等があり、作図は苦労しても結果が出にくいと思える。
結局は、出題時にも何の文字かを書くようにしている。
私個人は、読めない字(読まれない字)のあぶり出し曲詰の作図に慣れて来たようだ。
後半には、「t」「u」「v」「w」「x」「y」「z」は、わざわざ小文字を作図しなくとも良さそうな字が並んでいる。


北原義治作「近代将棋:1980.12月」:あぶり出し曲詰「鶴の巣ごもり(3X3密集形):55玉」連作4
作意
27金・46玉・45竜・同歩・36金・同玉・33飛・46玉・35飛成・55玉・47桂・同と・46金・同と・44竜・同桂・54角成・同銀・64馬 まで19手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第69番「あぶり出し曲詰・U」
作意
91桂成・同玉・81金・同玉・72桂成・同玉・73歩成・同桂・71角成・63玉・74角・64玉・53馬・55玉・56飛・45玉・44馬 まで17手
いかにも作図が難しいと感じる字だ。
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詰上り図
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第1228番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・v(筆記体)」だ。
第1232番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・w(筆記体)」だ。
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第1232番「詰図の舞」「小文字アルファベット・w(筆記体)」
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2024/04/04 の作意

第1228番:「詰図の舞」「小文字アルファベット・v(筆記体)」
作意
56香・同と・74竜・同銀・64銀成・45玉・36金打・同金・同金・同玉・37金・45玉・57桂・同と・46金 まで15手
詰上り図
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9駒直線の三部作「宇宙三題」「地球三題」 [詰将棋]

「図形・9駒線:横一線」について、4段目・5段目・6段目については添川公司作「北回帰線」「赤道」「南回帰線」>「地球三題」がある。
手数50手前後のあぶり出し曲詰の大作で、1981年の発表時は不完全だったがその後修正された、さらには詰パラ800記念号に修正・改作図が発表された。
門脇芳雄作「宇宙三題」と共に、9駒直線の三部作の代表作だが、発表時不完全の影響か、知名度は意外なほどに低いと感じる。

詰上りが9駒の曲詰は、長編から中編さらには短編の手数でも作図出来るのだが、意外と作図例は少ない。

第1227番等の「図形・9駒線:直線・曲線」シリーズは、上記の9駒直線の三部作と、北原作・門脇作「5駒直線」シリーズとの、混合的な曲詰シリーズだが、手順・手数的には「5駒・直線」シリーズに近い。

中段の曲詰での収束形は、これしか無い訳では無いが、それぞれの段で異なる形を目指すと、結果的に例えば第1227番も似た収束形になった(なってしまった)。

添川公司作「詰将棋パラダイス:2022.11:読者サロン」:「南回帰線」
作意
96馬・同金・86金打・84玉・74と上・同桂・86香・同銀・83と・同玉・84銀・同玉・51角成・93玉・96香・同銀・84金・92玉・91と・同玉・81歩成・同玉・72と・92玉・82と・同玉・73馬・同飛・同金・同玉・13飛成・64玉・65飛・同玉・66金・同桂左・56銀・54玉・66桂・同桂・46桂・同歩・44と・同玉・36桂・34玉・35香・同玉・24竜・36玉・26竜 まで51手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第68番「あぶり出し曲詰・T」
作意
55と・同玉・45と・同玉・36金・同金・54銀右引不成・44玉・36桂・同飛・43金・55玉・33馬・同飛・44銀・64玉・73銀不成・同成香・53銀右不成・55玉・73馬・同飛・56香 まで23手
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詰上り図
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第1227番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(6段目)」だ。
第1231番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(7段目)」だ。
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第1231番「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(7段目)」
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2024/03/29 の作意

第1227番:「詰図の舞」「図形・9駒線:横一線(6段目)」
作意
82角成・同玉・72歩成・同玉・62銀成・同玉・53桂成・同玉・43銀成・同玉・44香・同と・13竜・34玉・46桂打・同と・35歩・同と・46桂・同と・35歩・同玉・24竜・36玉・26竜 まで25手
詰上り図
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