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「握り詰」と「図形・9駒線:横非直線(2凹)」 [詰将棋]

2023/08/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2023/7月-1」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ文字で、θ(シータ)」だ。
「2023/07月-2」の作意発表は、「握り詰」だ。
「詰図の舞」「寄木の舞」の追加登録も行った。

「2023/08月-1」は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ文字」だ。
「2023/08月-2」は、「握り詰」に出来なかった作だ。
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「握り詰」は奇妙な条件作だ、手で握った駒を使い(玉が無ければ追加する)詰将棋を作る、片手なら10枚程度だろうか。
短時間の余興的な性格もあるが、1ヶ月程度での期間での募集もある。
詰将棋全国大会が開催される時に、しばしば課題が出される。
特に条件作的な面白みはなさそうだが、創作・作図の動機になりえるようだ。
持駒に大駒が含まると中編の作図も可能だ、さらに合駒は自由なので、香があれば大駒合の発生もありえる。
使用駒制限なので、配置や手順に不自然性がしばしば現れる。

2023年にも課題が有り、駒数駒種共に適当と思えたので、久しぶりに作図した。
そこでは、桂1枚使いきれなかくて、条件を満たせなかった、それが「8月新題-2」だ。
それで違う素材で作り直したのが「7月新題-2」だ、こちらは角があるときの定番的な馬鋸だ、ただし手数制限があるので鋸がほとんど無い。
どちらも「角香」を使う素材なのだが、結果的に「金」が使い切れていない。

「8月新題-2」は武島作と同じ筋だが、私としては「小駒と歩図式:第45番」(詰将棋駒の舞・本館・と歩の舞)を作図したときの中合の別筋としての素材だ。


武島広秋作「第33回詰将棋全国大会:握り詰優秀作:パラ2017/09」
作意
16香・15歩合・同香・13飛合・12銀・22玉・33歩成・同飛・23歩・同飛・11銀不成・21玉・12香成・31玉・22銀成・同飛・32歩・同飛・同桂成・同玉・33飛 まで21手
p201709_36_takesima.jpg
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田中至作「過雁組曲」:第24番「あぶり出し曲詰・ウ」
作意
75金・同桂・54銀・56玉・55金・同玉・35飛成・同角・64銀不成・同玉・65銀打・55玉・66金・同玉・75銀・同香・58桂・55玉・45飛・同桂・47桂 まで21手
kagan_024.jpg
詰上り図
kagan_024e.jpg
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第1183番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横非直線(2か所に凹み)」だ、不規則なギザギザを想定しても詰上り形はやはり難しい。
第1187番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横ギザギザ線(市松)」だ。
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第1187番「詰図の舞」「図形・9駒線:横ギザギザ線(市松)」25手
3194_1.jpg
作意は、 2023/08/26  へ
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2023/07/09 の作意

第1183番:「詰図の舞」「図形・9駒線:横非直線(2か所に凹み)」
作意
24銀成・同桂・45金・23玉・14角・同桂・33銀成・同玉・35飛・同桂・34歩・43玉・35桂・53玉・43桂成・同玉・55桂・53玉・63桂成・同玉・54銀打・74玉・84竜 まで23手詰
詰上り図
3162_1e.jpg
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