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図形性の弱い「対称形」 [詰将棋]

「駒の舞」本館の、定期更新を2019/05/01に行った。
4月の1番は、シンプルな初形で、類作があるかも知れない。
終わり9手からの逆算で、曲詰で練習した成果か・・・。
4月の2番はあぶり出し「対称形」の曲詰だ。
対称以外は図形性がないデザインであり、収束からの逆算をしながら形を変えている。
通常のあぶり出し曲詰では、詰め上がり形を逆算で変える事は少ない(微調整はかなり多くあると思う)。
対称形だけの場合は、作図中に形を変えて整える事も想定している。
2番は作図例の多い手筋であり、趣向作の例もある(手元に図はないが田中鵬看作「神風特攻隊」だと思う)。
58角不成の所から、駒配置を変えはじめた、余詰防止の74の駒は、34にも必要になり「対称形」を維持出来た。
あぶり出し曲詰の不成は自然な1-2回だけでも良さそうと感じた。
5月の1番はやや崩れた陣形図式。
5月の2番は、攻め方の不成が1回だけ入った、あぶり出し「図形」だ。
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第915番は初形も詰め上がり形も、清貧小駒図式(成駒なしの、桂香歩(単玉))だ、自身でも過去に作図例はある。
田原宏作「小駒の舞:第25番」
13桂成・同玉・12桂成・同玉・11桂成・同玉・12歩・同玉・13歩・同玉・14歩・同玉・15歩・同玉・16香・同玉・25桂 まで17手詰
kogoma_25.jpg
詰上り図
kogoma_25e.jpg
使用駒の条件作には、詰め上がりも同じ条件作になり易い条件はいくつかある。
小駒図式・金銀図式(金持図式)・純と歩図式・無防備図式等が該当するだろう。
裸玉・歩一色図式・純香一色図式・無仕掛図式では、実現出来ない。
作るだけなら可能な条件が多い。
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酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第35番」・仮名文字「ル」
94香・同玉・84金・95玉・85金・同玉・76銀・同玉・86金・65玉・64と・55玉・45馬・同玉・46金 まで15手詰
やや珍しいデザインの「ル」。
sakaik_035.jpg
詰上り図
sakaik_035e.jpg
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第921番は、後付け曲詰で、配置がほとんど不動駒だ。
第922番は、小駒図式で手順のリズム感が狙い。
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第921番詰図の舞「対称形」:9手詰
2737_1.jpg
第922番続小駒の舞:19手詰
2755_1.jpg
作意は、 2019/05/31 へ
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2019/04/13 の作意
第915番:続小駒の舞:15手詰
11歩成・同玉・13香(非限定)・12歩合・23桂・同歩・12香成・同玉・13香・21玉・22歩・同玉・14桂・21玉・33桂不成 まで15手詰
詰上り図
2750_1e.jpg
第916番:無掛の舞:23手
14桂・同歩・12金・同玉・21銀・同玉・13桂・22玉・12金・同玉・21銀・22玉・11銀・33玉・45桂・42玉・32銀成・51玉・52金・同玉・53金・51玉・42成銀 まで23手

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