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「大小詰物」2 [詰将棋]

「大小詰物」は直感的でないし、現代的には作りたく成らないテーマと感じる。
私が「詰パラ誌」を読み始めた時(50年前)に須賀源蔵氏の「将棋妙案で、大小詰物発見」の論文が掲載された事を憶えている。
「将棋妙案:第5番」:初形の大小詰物
22桂成・同玉・23角成・同金・同銀成・同銀・14桂・13玉・12角成・同玉・22金・13玉・23金・同玉・24歩・12玉・23銀・13玉・22銀不成・12玉・23歩成・同玉・33と・12玉・11銀成・13玉・12成銀・同玉・22桂成・13玉・23と まで31手
myouan_005.jpg
他に大小詰物としては、有名な天野宗歩作がある。
初形が象形で、かつ同時に暗示型の大小詰物にもなっていると言う。
だが有名な不詰作とされている。
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第896番の収束の元は「門脇芳雄作「曲詰百歌仙・第3番」だ。
62金・同玉・63桂成・同と・53銀成・同と・56桂・63歩合・同香成・同玉・54角成(A)・同玉・64角成・同と・55歩・同と・66桂・同と・55歩・同玉・44竜・56玉・46竜 まで23手
(A)作者自認の手順前後成立。
hyakasen_003.jpg
詰上り図
hyakasen_003e.jpg
詰め上がりが55玉だと収束に43桂成が成立する。


第896番は55玉型なので、余詰防止の為に1-5筋方面に逆算し、その収束は変化(あ)の為の配置の57桂が65桂と跳ねる所から元ネタと別れる。
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第900番は「漢数字」あぶり出しだが、第896番と似た事情の元ネタがある。
第901番は、公式的な詰め上がり手順の「漢数字」あぶり出し。
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第900番「漢数字」-5:19手詰
2836_1.jpg
第901番「漢数字」-6:13手詰
2809_1.jpg
作意は、 2019/03/02 へ
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2019/01/13 の作意
第896番:「漢数字」-4:「一」21手詰
34金・同玉・35金・23玉・32桂成・同玉・41角成・同玉・21飛成・52玉・32竜・53玉・65桂打・同と直(あ)・同桂・同と・54歩・同玉・43竜・55玉・45竜 まで21手
(あ)同と左は45桂・54玉・52竜まで
詰上り図
2843_2e.jpg
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