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あぶりだし文字曲詰「Z」 [詰将棋]

あぶりだし文字曲詰「Z」の最小形でたぶん一般的なデザインは「4X4」だろうと思う、第885・886番と田中至作も同じだ、対称ではないが無難な形だ。


田中至作「過雁組局:第74番」:「Z」
36飛・55玉・57香・同成銀・45金・同玉・34銀不成・同飛・57桂・同銀不成・37桂・55玉・65金・同と・56歩・同と・64銀打・同桂・同銀不成・同金・47桂・同と・56飛・同玉・45馬 まで25手
kagan_074.jpg
詰上り図
kagan_074e.gif


江戸時代後期の「象戯童翫集」は、野口益雄氏が出版した本ではほぼ作意のみ紹介だが、不完全作が多いと言われている。
第1番から10番はあぶり出し「一」から「十」でありしかも初形の玉が「1一」から「9九」「9一」で、詰み上がりが「5五」だ。
そして、第11番はあぶり出し「王」で第12番が「玉」だ。
漢数字あぶりだしの例として並べると、やはり不完全作が多く、初形の玉位置条件の負担もあるのかとも思う。
「象戯童翫集第1番」「一」(不完全)
21と・12玉・22と・同玉・32銀成・同玉・54角成・同竜・42馬・同玉・54桂・51玉・52銀・同玉・62飛(非限定)・42玉・42飛成・54玉・65銀(A)・同桂・55金・同玉(あ)・45竜まで 23手
(A)44金・63玉・53金・73玉・74銀・同玉・72竜以下余詰
(あ)63玉は変化同手数
dougan_001.jpg
詰上り図
dougan_001e.gif
(あ)は無視しても(A)の修正は難しく、収束形となり難いようだ。
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第890番落城の舞:15手詰
2772_1.jpg
作意は、 2019/01/07 へ
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2018/11/20 の作意
第885番:「A-Z詰」-26・「Z」
26角・57玉・48竜・66玉・77銀・55玉・64角・同金・44角・同香・66銀打・同と・57竜・同と・66金 まで15手
詰上り図
2757_1e.jpg
第886番:「A-Z詰」-26-1・「Z」
52飛成・53桂合・45金・同玉・43竜・同角・55金・同玉・44馬 まで9手

詰上り図
2742_1e.jpg
まとまっているが、目標の11手以上でなかったので第885番を作った。
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