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あぶり出し曲詰「直角三角形(5X5)」 [詰将棋]

曲詰「直角三角形(5X5)」は、中央に限ると、底辺が長いデザインと、上辺が長いデザインがあり、5筋を対称にすればそれぞれ2つで4つある。
市松模様も可能な形なので、枠組だけの図形は作例は少ないのだろう。
玉位置は辺のどこかになり、部分的には正方形等と似るようだ。
盤の中央以外に配置すると、味はかなり変わると思える。

添田宗太夫作「将棋秘曲集(コピー版):第61番」「三角形」
63竜・同桂・64金・84玉・93銀・95玉・96香 まで7手詰
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詰上り図
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「小菱」の作例をもう一つ、やはり手数は短い。
ただし、図形は珍しいが多数の余詰があり、成立とは言い難い。
村山信二郎作「村山隆治著・詰将棋教室(P.232):将棋日本(昭和11/07)」「正菱型」
64角(A)・45玉・44と(B)・同と・46銀(C)・56玉・57飛・65玉・75飛(D)・64玉・53角成 まで11手
(A)73角以下。あるいは82角成以下、複数の詰み有り。
(B)44角成・同と・同と・同玉・45銀・同玉・55飛以下長い詰み有り。
(C)44同角成。46飛。56銀等の複数詰み有り。
(D)85飛でも詰む。
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詰上り図
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伊藤路歩作「新イロハ歌詰(詰パラ1982.02)・第33番」・「フ」
33歩・同銀・31角成・同玉・41銀成・同玉・52香成(A)・同玉・54竜(B)・41玉・52竜・同玉・44桂・同飛・53角成・同玉(あ)・63金 まで17手詰
(あ)41玉で2手変化長手数。
(A)42金・同銀・52香成・同玉・42歩成・同玉・54桂・41玉・33桂・31玉・11竜・32玉・21竜・33玉・24銀以下(柿木将棋指摘)。
(B)42金以下(A)と同じ。
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詰上り図
itour_33e.jpg
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第970番は、「詰図の舞」「図形・直角三角形」で枠組みだけの図形だ。
直角三角形で同時に二等辺三角形でもある、駒で二等辺三角形以外は作り難い。
収束手束に変化同手数の形崩れがある。
第974番は、「詰図の舞」・「図形・対称形」、小駒図式。
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第974番:「詰図の舞」・「図形・対称形」27手詰
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作意は、 2020/03/02 へ
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2020/01/14 の作意(スクロール)

第970番:「図形・直角三角形」
45角・同玉・15竜・56玉・55竜・同歩・57銀・45玉・67馬・同香成・46香・54玉・63銀不成・65玉・74銀不成・同桂・75金・同玉(あ)・76金 まで19手
(あ)54玉は44金まで形崩れ。
詰上り図
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