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変化別詰と変化同手数はコンピュータも人間も見落とす [詰将棋]

コンピュータが変化別詰とか変化同手数を見落とした話しを時々見かける。
その後に、コンピュータに頼らないという事が付く事も多い。
だが作図経験者なら、変化別詰と変化同手数は人間も非常に苦手で見落とす事を知っている。
作者は作品に惚れると余詰が目に入らない事は知られる。
自作と他人の作品の検討能力は、相当に差が出る。
それは諦めて、不詰だけは出したくないとそこは集中する。
詰めば安心するが、そこにある落とし穴が変化別詰と変化同手数だ。
余詰同様に、自作検討の壁となる。

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第653番続不成の舞
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作意は、 2016/01/23 へ
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2015/12/06 の作意
5一角成・同玉・5四香・4一玉・4二金・同玉・5三角成・3二玉・4四桂・2二玉・3一馬・同玉・3二金 まで 13手
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没後出版が多い「個人詰将棋作品集」 [詰将棋]

特に調べた訳でないが、「個人詰将棋作品集」の没後出版は依然多い。
没後出版でないと話題になり難い状況があるのかもしれない。
活動期間が長い作者は、雑誌発表作を並るだけでも知られない作品が多い事もあると思う。
短編作家と中長編作家では異なる面もあるだろう。
没後出版が多いと言っても全員でないので、生前に自身で出版を考えた方が可能性は高い。
個人的には、自分より活動期が早い作家で知らない作品を見たい作者は幾人かいる。
ただ、もう機会を失い出版されないと思う人は多い、同時に現在にコンピュータ検討で不完全が見つかった時の処理も曖昧な問題もある。
他人による修正は参考図だとしても、不完全と判っている作品集は躊躇があるのだろう。

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第652番続不成の舞
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作意は、 2016/01/17 へ
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2015/11/30 の作意
1一歩成・同飛不成・1三桂・同飛・2二歩・1一玉・1二歩・同飛・2三桂不成 まで 9手詰
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強化予算とは無関係な詰将棋 [詰将棋]

マス・メディアは消費税増税が話題だが、その後に年度国家予算審議・成立が待つ。
スポーツ庁設立と国家予算での強化と、五輪と無理に関係させた新国立競技場建設が問題となっている。
伝統芸能でも予算や補助の費用が、しばしば地方財政で問題となっている。
詰将棋も江戸時代からの伝統があり、芸能か技能かパズルかアートかは意見があるだろうが、公的な補助とか予算とかは無縁の世界の様だ。
この世界で受け継いでいる愛好者は、どのような立場なのだろうか。
技術継承者なのか、研究者もいそうだ。
少なくとも何かに貢献しているとは言えないだろうか。
予算が付くかどうかは、重要性とは無関係だろう。

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第651番15手詰
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作意は、 2016/01/11 へ
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2015/11/24 の作意
1一桂成・同玉・1二銀・同玉・2三と上・1一玉・1二と・同玉・3四馬・1一玉・2三桂・1二玉・3一桂成・1一玉・2一成桂・同玉・4三馬・1一玉・1二歩・同玉・2四桂・1一玉・2一馬・同玉・3二桂成・1一玉・2二と まで 27手詰
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将棋世界の巻頭に若島作登場 [詰将棋]

将棋世界の巻頭は長く谷川九段で、その前は確か二上九段だったと思う。
そこに、2016年新年号に若島正作が掲載された。
本人のつぶやきによれば、しばらく続くとの事だ。
まずは、シンプルな作品だがそれに終始するのか、応募者が居なくなるのかは注目だ。
サロンよりも手数は長いのが多そうと予想する。

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第650番続不成の舞
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作意は、 2016/01/05 へ
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2015/11/18 の作意
1二角・同玉・3二飛成・1一玉・2三桂・同飛不成・2二桂成・同飛・1二歩・同玉・2四桂・1一玉・2三桂・同飛・1二桂成 まで 15手詰
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強い持駒 [詰将棋]

強い持駒とは歩以外の事だが、特に飛角金銀を指しても良い、それが多数だと強力だ。
作意を作る事は、容易だがその後に余詰の嵐が待つのが、正算(順算)創作の定めだ。
もし、逆算で完全作がありそこに逆算で持駒が増える場合は、かなり楽だが2手の逆算でも相当な紛れ検討が必要だ。
そして、そこに余詰の生まれるパターンがある。
それ故に、検討に自信がないと逆算を見送る事も珍しくない。
これが変わったのが、コンピュータ検討だろう。
昔は恐怖だった持駒が増える、2手・4手の逆算を検討してくれる。
初形が盤面の駒が少なく、2-4手過ぎると増えると最初に極端に紛れが多くなる。
たぶん、似た過程で出来た作品と予想するものも見かける。
別に悪くはないが、コンピュータ検討が無かった時代の作品の序盤の余詰を見るとあまりマイナスに見たくないと思える。

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第649番13手
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作意は、 2015/12/30 へ
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2015/11/12 の作意
2二と・同玉・3四桂・1二玉・2二桂成・同玉・2一桂成・同玉・3二歩成・同玉・4二と・2一玉・2二歩・1一玉・1二歩・同玉・1三香・2二玉・2三歩・2一玉・1一香成・同玉・3三馬・1二玉・2二馬 まで 25手詰
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