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作と出題 [詰将棋]

現在は、専門誌・新聞を含めて、出題=作と考えて良いでしょう。

代作が全く無いかどうかは、知るよしもありません。

かなり昔は、出題もかなり有ったと思っています。

名義貸しとか代作ですが、作者と出題者間で共通認識と合意があれば、問題は無いのでしょう。

ただ、作者名の作品集と出題者名の作品集に、同一作が掲載されるのは興ざめでした。

しかし、代作者が盗作をしたというトラブルは幾つかあった様です。



明治時代に、新聞の先駆け的な万朝報に准名人・関根金治郎出題で詰将棋が掲載された事はかなり知られています。

内容はまさしく出題でした。

作と出題の差に気づく人は希でしょう。

後に阪田三吉が、自作で(関根と比較して自慢したとも言われています)新聞掲載した作品も残っています。

詰将棋の新聞掲載はこの頃からの縁です。



私が詰将棋作家デビューした頃にも、まだ出題が残っていました。

江戸時代の作品や作者不明のものですが、出題と言っても作者名を掲載しない事は不適と思いますが、当時はそのような認識はなかったのでしょう。



第398番続小駒の舞



作意は、 2012/03/20 へ(スクロール)

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2012/02/01 の作意(スクロール)



作意

2一金・1二玉・2二金・同と・2三銀・同銀・1一金・同玉・2一金・同と・同と・1二玉・2二と・同玉・3二歩成・1一玉・2二銀・1二玉・2一銀不成・1一玉・1二歩・同銀・2二と まで23手詰



最終手余詰(かなり問題)。

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メディア掲載詰将棋は増えてる?減っている? [詰将棋]

情報時代と言っても、個人が読むメディアは限られます。

ちなみに現在の私は、新聞は基本的に1誌のみで、地上波デジタル化以降は原則はテレビは観ない。

雑誌は、「詰将棋パラダイス」と「将棋世界」のみです。

それ以外は不定期か、たまたまです。



この状態で、2雑誌を除いた時の詰将棋といえば、単行本とネット掲載しかないです。

最近は、数独やパズルを多く見かけますが、詰将棋は少なめの印象です。

一部のメディアの印象では、あてにならないですが現状はどうでしょうか。



詰将棋もパズルも、目的外アイテムに属するでしょう。

無いとそのメディアは読まない事はないでしょうが・・、むしろ最初に何故掲載されたのかが興味があります。



第397番無掛の舞



作意は、 2012/03/14 へ(スクロール)

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2012/01/26 の作意(スクロール)



作意

2三銀成・1四玉・2四成銀・同玉・1四金・同玉・2三銀・2四玉・1四金 まで9手詰

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「守備駒崩し」の非限定度 [詰将棋]

主として趣向作品、特に長編に「守備駒崩し」がしばしばあります。

代表的なのは、「メタ新世界」タイプの「と金崩し」です。

殆どが、取る順が非限定でときおり限定が混ざります。

この混ざるのがちょっと破調で厄介です。

ただ、非限定はやむを得ないと見る事が、一般的になっています。



逆に、限定されておれば加点要素になる傾向です。

これは、技術的に限定が困難・非限定があっても繰り返し回数優先の共通認識があるように思います。



それでは、短編で2枚剥がす時の順序が非限定ならば?となりますが、たぶん個々の作品で技術的に避けられないかどうかで判断される様に思います。



避けられる非限定は、「原則的に無くす事」が最初に存在するのでしょう。



第396番と歩の舞



作意は、 2012/03/08 へ(スクロール)

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2012/01/20 の作意(スクロール)



作意

2一飛・同玉・3三桂・同銀・1一飛・同玉・3三馬・2二金合(非限定)・2三桂・2一玉・3二銀・同金・1一馬 まで13手詰

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「以遠打ち」の非限定度 [詰将棋]

詰将棋の花形のひとつに「遠打」があります。

また、かなり「限定打」も評価される事があります。



「遠打」には、限定の意味も持ってしまいがちです。



そこで、曖昧なのが「以遠打ち」です

非限定なのは確かですが、駒を置いてまで限定する価値があるのかは、一概に言えないです。

個々に判断するしかないでしょう。

意表の場所に「遠打」が登場・・ただし、2ヶ所の「以遠打ち」だったりもあります。

しかし、「以遠打ち」の名作もあります。

作図処理も、解図等の評価は個々にお任せでしょう。



簡素図では、限定の為の1枚が置きたくないのです。



第394番5手詰-7



続積木の舞の条件にも当てはまります。



第395番5手詰-8





作意は、 2012/03/02 へ(スクロール)

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2012/01/14 の作意(スクロール)



作意

1四桂・1一玉・1二歩・同玉・1三歩・1一玉・2一角成・同玉・2二歩・1一玉・3一飛成 まで11手詰



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「詰将棋的不成」と「指将棋的不成」 [詰将棋]

「成」と「不成」の非限定の話の中で、成らないと王手にならない場合を省いていました。

詰将棋だから王手の方に決まっていると言う意見もあるでしょうが、個人的には王手になる方を書くべきと思います。

あるいは、デフォルト設定か・・。



似た事が、作図でもあります。

私は「詰将棋的不成」と「指将棋的不成」と呼んでいます。

成ると王手に成らない銀桂香の不成は、不成なのかという問題です。

不成回数やら、6種不成では扱いが別れます。

私は、成ると王手に成らない銀桂香の不成は除き、選択するものを「詰将棋的不成」としています。



元の考えに「不成」は好手という先入感があります。

慣れると薄れてきます。

でも、「不成」好きの作図家はかなり存在する事は確かと思います。



時々、一度成った駒が元の不成に戻らないかと、幻想を見る事も全く無いと言えないです。

具体的に考える事ではないのですが・・・。



月が変わると、本館の定期更新です。

ファイルが多いので、改造は難しいです。



第393番続小駒の舞



作意は、 2012/02/25 へ(スクロール)

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2012/01/08 の作意(スクロール)



作意

2二桂成・同玉・3三桂左成・1一玉・2三桂不成・2一玉・1三桂不成・同歩・2二歩・1二玉・1一桂成・同玉・2一歩成・同玉・2四香・同銀・2三香・3一玉・2二香成・4一玉・3二成香 まで21手詰



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