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「成」と「不成」の非限定 [詰将棋]

数ある非限定の中でも多いのが、「成」と「不成」の非限定です。

特に下段玉で作図していると、成れる性能の駒を使用していると現れてしまいがちです。

中段玉配置が増えたのは、これのせいとか、打ち捨てが増えたのもこれのせいとか思ってしまいます。



規約上もはっきりしておらず、解答者も同様のようです。

怪しい場合は、選題等の担当者の判断が多いです。

そもそも、限定の有無が不明の時に、どちらも明記していない解答の扱いに困っているように思えます。

たぶん、解答規則に明記のない場合は、どちらかとする事を決める事が解決の一つでしょう。

どちらか・・また意見が割れる・・個人的には状態が変わらないのだから、不成かと思いますが、行き所のない地点への移動はどうするかと聞かれれば成かとも思えます。



作者は、明記しないと不採用とするのは強引か・・・やはりデフォルトを適用する事になるか。



でも、マニア向けは何とかなるとしても、一般向けはいかがなものでしょうか。

そもそも、指し将棋の棋譜で、成れる場所で「成」と「不成」が書いていないとどうなるのでしょう。

実際はどちらかを指している筈ですから。



ちなみに、コンピュータ将棋は必ずどちらかを選ばされます。



やはり、非限定の時でもどちらかを書くのが正常と思います。



第392番続積木の舞



作意は、 2012/02/19 へ(スクロール)

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2012/01/02 の作意(スクロール)



作意

1四角・同香・1三飛・同玉・2四銀 まで5手詰



1二銀成・3二玉・2三角・同玉・2一飛成 まで5手詰

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規約と非限定と無駄合 [詰将棋]

私はパソコン歴は長く、コンピュータソフトも早くから使用しました。

ただ性能が上がった今は、逆に使用は限定的です。

最終検討(あまりひどい不完全は避けたい)と、ウエブサイトのデータ作成用です。

昔は検討にかける時間が作図の殆どとも言えたので、コンピュータ検討だけでも既に自作と言えるかどうかは疑問に感じる事も多いです。(でも助かる)

これを変化読みにも使うと、もう自分で作図している気がしなくなります。

あくまで個人的な感想です。



柿木将棋が、変化手順を答えてくると前回書きましたが、経験的に規約と非限定と無駄合との絡みと思っています。

簡単に言えばソフトとか設定とかの問題でなく、作品自体の持つ問題だろうと思っています。

別に作意を答えて欲しいのでなく、ひたすら作意の成立を目指すあまり忘れていた非限定や迂回手順等をおもい出すのです。

自作には作図時には、自分の規約と非限定と無駄合の解釈があります。

だから、柿木将棋が変化手順を答えてくる事は問題でないと以前は思っていました。

今は考えが変わって、そもそも自分の規約と非限定と無駄合の解釈で作図したつもりでも、客観的には作意が見にくい状態がある事が原因と思っています。

ただ、それが避けられない時はどうするか・・作図能力の不足が悩みです。

理想と現実のギャップという、個人能力の問題です。

これは、解決しない・・たぶん。

作図能力の問題でも、自作には甘く見がちですから。

ただ一応は、悩み修正を考える時間を置く事にしています。



なお、検討に柿木将棋を使用していると言っても、最終完成図だけではありません。

中心となる部分の完成図で行うのが最初です。

推敲や序の逆算を、そこに加える事は普通に行います。



第391番13手詰



作意は、 2012/02/13 へ(スクロール)

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2011/12/27 の作意(スクロール)



作意

1二歩・同玉・2三銀・2一玉・2二銀成・同と・3二銀・1二玉・2三銀成・同と・1一飛 まで11手詰



成・不成非限定が2ヶ所。

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頭の中の手順は余詰だらけ [詰将棋]

駒を並べても、何も手順が出てこない時は、頭の中で簡素な盤面を考えるに限ります。

結構、駒が動いてくれます。

ただ、都合の良い事しか考えないし、都合の悪い余詰や非限定はきれいに飛ばしています。

ノートに書いたり、駒を並べると悲惨な事に直ぐに気づきますが、中にはバイアスがかかって、そのまま完成と信じこんでしまう。

本人は、一応のつもりでコンピュータ検討すると、殆ど不完全です。

昔から自作は、盲目でした。



詰パラ誌1月号の結果発表の「大学院・真島作」は、意味難解でしかも柿木将棋にかけても解かない。

それの正解者数を見て驚きます、すごいレベルです。



私も、現在作図中の単騎図式で柿木将棋が、変化手順を答えてくるので悩んでいます。

妖しげな逃げ方で変化長駒余りなのかが判らない、何を見落としているのかが判らないという悲惨な状態です。

手順は易しくても、変化をうっかり見落としている可能性があるのかも、あるいは柿木将棋の変化解答だろうか、しばし悩みましょう。



第390番素描の舞



作意は、 2012/02/07 へ(スクロール)

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2011/12/21 の作意(スクロール)



作意

2三金・同玉・3五桂・2二玉・1三銀・2一玉・3一金・同玉・2三桂不成・2一玉・1一桂成・同玉・1二金 まで13手詰

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「純」が駄目なら、「準」がある・・か?? [詰将棋]

一色詰とか、純四銀詰とかなかなかにファンも多そうですが、なかなか簡単でもなければ、シリーズ的にも成りにくい。

そこで、準なんとか詰に方向転換という名の、逃げがあります。

ようするに、条件がゆるければ色々出来るだろうという見方です。

でも、少しは条件を加えて小駒図式となったシリーズもどきです。

金・銀・桂・香の4枚が、どこかに紛れて並んでいます。

歩は、2歩で縦が無理で除外です。

全然、目立たないのがいかにも、「準」です。



第389番続小駒の舞



4枚配置のある形の桂編です。

作意は、 2012/02/01 へ(スクロール)

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2011/12/15 の作意(スクロール)



作意

2一銀・同玉・3二金・1一玉・1二歩・同玉・2一銀・1一玉・2二金・同玉・3二馬・1三玉・2二銀 まで13手詰

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賀正 [詰将棋]

2012/01/01は、本館の定期更新です。

表紙は簡単な、鶴の巣ごもりです。

12月の単騎詰は、下段への縦追いの龍の3筋移動です。

繰り返しは少ないが、漸く形になった。



詰パラは、10月と11月も難しいが、12月は手数が短い作もなかなか解けなかった、まだ残っています。

量が多いと集中が落ちるのか?。

ただ、詰んでがっかりする作もあるのは、詰みにくさを追求しすぎかも知れない。

本当は作風が違いすぎて、判らないですが・・・。



第387番5手詰集-5



第388番5手詰集-6





作意は、 2012/01/26 へ(スクロール)

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2011/12/09 の作意(スクロール)



作意

1一金・同玉・1二歩・同玉・2一銀・同銀・1一金・同玉・2一金・1二玉・2二金・同全・2一銀・同全・2三銀・1一玉・1二歩・同全・同銀成・同玉・2三銀・1一玉・2二銀成 まで23手詰



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