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歩一式図式 [詰将棋]

通常は「盤面歩一式図式」と表現する。
「歩のみの配置と持駒」では詰将棋は作れ無いし、「詰上がり歩一式図式」では詰まないいので、「歩一式図式」は持駒自由の盤面歩一式図式のみが詰将棋として成立する(単玉の場合。双玉の攻め方玉の駒種としての扱いは微妙だ)
私は「歩兵の舞」100局も作っているが、その時に作れなかった多重条件はまだ残っている、縦方向には攻め方と玉方のそれぞれ1枚しか配置出来ないので、縦型の詰将棋は作図は難しい。
盤中央での作図や象形曲詰も難しい1つだが、作図例に出会っても、それ以外ではやはり難しい。

駒種としては、もう一方は持駒を含めた「と歩図式」であり、合駒が発生しない事から途中も詰め上がりも「と歩図式」になる。
その使用駒数は玉を含めると、最大19枚だ。
こちらも盤中央での象形曲詰とあぶり出し曲詰共に、まともにはまだ成功していない。
元々が非限定が生じやすい条件だが、曲詰としては形の非限定は相性が悪るすぎる。

河内勲作「ひより草:第12番」:象形曲詰「歩のダイヤ」・「盤面歩一式図式」
56金・54玉・55銀・43玉・33金・52玉・63銀・同玉・64銀・72玉・73金・81玉・72銀・91玉・92歩・同玉・83銀成・91玉・82金 まで19手詰
小駒図式での盤中央作図だが、このタイプの手順を避けるのは難しい。
H012_1.jpg
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第14番」「あぶり出し曲詰・ト」
64金(A)・52玉・53金(B)・同飛・51桂成・同玉・61香成・同金・同銀成・同玉・62金・同玉・53角成・同玉・73飛(C)・64玉・63飛成(D)・55玉・66竜・同銀・64角(E) まで21手詰
(A)65金以下、75歩合・同角・同角・43桂成・同飛・56竜・42玉・43桂成以下余詰。
(B)51桂成以下、同玉・61香成・同金・63桂不成・同飛・61銀成・同玉・72金・同玉・63金以下余詰。
(C)飛打場所は左右多数ある。
(D)43飛成が成立、迂回的。
(E)73角以遠も可、形崩れする。
m014.jpg
詰上り図
m014e.jpg
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第1017番は、「と歩の舞」、盤面歩一式図式だ。
第1021番は、「無掛の舞」で、「小駒図式の無仕掛図式」だ。
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第1021番「無掛の舞」15手詰
2985_1.jpg
作意は、 2020/12/03 へ
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2020/10/16 の作意(スクロール)

第1017番:「と歩の舞」
32銀・同玉・33銀・21玉・32角・11玉・12歩・同玉・24桂・同歩・23角打・11玉・21角成・同玉・32角成・12玉。22銀成 まで17手詰


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