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曲詰「濁音仮名文字:ヂ」 [詰将棋]

「仮名文字・チ」は駒数はやや多い目であり、小ぶりに作ろうとすると他の文字との区別が付き難くなる。
特に縦方向の文字数が8駒必要となる、これを7駒とか6駒に減らすデザイン案はあるが、次第に「チ」と読みづらくなる。
縦に8駒と拡がった図形のあぶりだし曲詰の作図例は、おおむね盤の中央で玉が移動する手順となっている。
「仮名濁音・ヂ」では濁音記号が増えるので、これに加えて右上で玉が動く手順が必要となる。
田原の第971番も丸山正為作「ヂ」も同様の構成だ。
ただし丸山正為作の「チ」も例外的に右上の手順があり濁音に改造出来そうな手順だった。
図形の外から始めて中央に玉を呼び込むという、逆算手順が多いのが丸山氏の時代の曲詰には多く、濁音も同じ手法となったとも思う。

丸山正為作「将棋イロハ字図(コピー版):第110番」「ヂ」
23桂不成・同桂・12香・同玉・13銀不成(A)・11玉・21歩成・同玉・32桂成・同玉・43と(B)・同玉・42角成・54玉・65銀・同歩・55香・同金・同角成・同玉・56金・54玉・55香 まで23手詰
(A)13角成・11玉・21歩成・同玉・32桂成・同玉・23馬以下余詰。
(B)42角成・21玉・43馬・32金合・22香・31玉・32馬以下余詰。
m110.jpg
詰上り図
m110_1e.jpg
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伊藤路歩作「新イロハ歌詰(詰パラ1982.02)・第34番」・「マ」
65金・同と・53銀不成・同香・62飛成・同歩・63角成・同歩・74竜・55玉・33角成(A)・同桂・56銀・同と・65金・45玉・34竜 まで17手詰
(A)56銀以下の手順前後有り、解説で指摘。
itour_34.jpg
詰上り図
itour_34e.jpg
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第971番は、「詰図の舞」・「仮名文字・濁音:ヂ」、字形作りの手順に苦労している。
第975番は、「詰図の舞」・「仮名文字・半濁音」。
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第975番:「詰図の舞」・「仮名文字・半濁音」29手詰
2875_2.jpg
作意は、 2020/03/08 へ
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2020/01/20 の作意(スクロール)

第971番:「詰図の舞」、「仮名文字・濁音」
34銀成・同玉・54竜・同歩・24金・44玉・22角成・同歩・43金・55玉・68銀・66香合・同角・同桂・56香・同玉・57歩・55玉・56香 まで19手
詰上り図
2907_1e.jpg


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