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あぶり出し曲詰「図形・中菱」 [詰将棋]

菱形図形では、「大菱」(9X9)は長編で、「中菱」(7X7)は中編、「小菱」(5X5)は短篇のイメージがある、「大菱」以外は盤の中央に限定されてはいないが中央が美しいと思うのは私だけでは無いと思う。

ただし玉の行動範囲はおおよそ2乗で拡がるので、「中菱」は通常は中編になるが、かなり短い手数でも作図は可能だろう。
実際に17手詰の作例がある。

岡田敏作「詰の花束:第465番」「中菱」
63歩成・同桂・52金・44玉・34と・同と・45飛・同玉・36金上・同竜・54馬・46玉・36金・57玉・58飛・67玉・76馬 まで17手
hanataba_465.jpg
詰上り図
hanataba_465e.jpg
菱形は中央部が駒が無い空白になるので、大駒での詰形になる(端に接しない「中菱」「小菱」はその傾向が強い筈)、手順も大駒中心で形を作っていく傾向になる。
「大菱」は江戸時代から作図されているが数はそれ程は多くなく、「中菱」は魅力が無いのか作図例を見た記憶は少ない。

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伊藤路歩作「新イロハ歌詰(詰パラ1982.02)・第12番」・「ソ」
24金・同玉・35金・同玉・44銀・同玉・45銀・55玉(あ)・64馬・同成銀(い)・56飛・45玉・34角成 まで13手詰
(あ)結果発表で、同玉は34角成・55玉・56飛・同成銀・64馬まで13手変化同手数があり、形崩れ。
(い)同玉は65飛・74玉・85銀まで13手変化同手数で形崩れ、どちらも辛い変化だ。
itour_12.jpg
詰上り図
itour_12e.jpg
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第950番は、「詰図の舞」「図形・中菱(7X7)」だ、この玉の移動範囲では大菱は無理だ。
第954番は、「詰図の舞」で「55玉型の図形」だが名称はない、あるものとしての作図例がある。
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第954番「詰図の舞」「図形曲詰」21手詰
2822_1.jpg
作意は、 2019/11/03 へ
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2019/09/16 の作意(スクロール)

第950番:「詰図の舞」「中菱」
38銀・同玉・47角・同玉・46と・同玉・36と・同香・47歩・同玉・43飛成・同桂・48金・56玉・47金打・66玉・57金上・同と・58桂・同と・67歩・同と・75竜・同玉・76金・74玉・63馬 まで27手
詰上り図
2851_1e.jpg
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